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公務員が不動産投資でカモられないためには?

公務員は不動産投資会社のカモ、そう言われることがあります。
もちろんすべての公務員がそうであるわけはありませんが、一部の不動産投資会社が公務員をカモにしていることもあるようです。
では、公務員をカモにしようとしている不動産会社はどのようなものなのでしょうか。

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公務員をカモにする不動産投資会社は…

公務員をカモにするような不動産投資会社も少なからず存在するようです。
そうした悪質な不動産投資会社の特徴としては、次のようなものが挙げられます。

過剰な営業手法をとる

悪質な不動産投資会社は、過剰な営業手法を使って、時には騙すようにして契約を取ろうとします。
虚偽の運用実績や元金保証など、現実的ではありえない話をしてくることもあります。

強引な勧誘や販売圧力

不動産業者が強引な勧誘や販売圧力をかけ、急いで契約を迫ることもあります。

誇大広告

不動産からの利益や将来の価値を過大に宣伝し、場合によっては実際の状況と全く異なることもあります。

不適切な情報開示

不動産の欠点やリスクについて適切な情報開示をしない、場合によっては虚偽の事項を伝達することすらあります。

高額な手数料や費用の請求

不動産投資に際して、高額な手数料や予想外の費用を請求してくることがあります。
場合によっては法定上限を超えた手数料や架空の費用を請求してくることすらあります。

過大な利益を謳う

極端に高い利回りや収益を謳い、勧誘をしてくることがあります。
しかし、それらは現実的なものではなく、さまざまな希望的観測、場合によっては根拠のない数字に基づいたもので、実際にはをそうした数字を到達できることはありません。

詐欺的な手法を勧める

詐欺的な手法をすすめてくることがあります。
例えば、書類の改ざんやローンの不正利用など、不法行為をすすめてくることもあります。

スルガ銀行の不正融資やフラット35の不正利用などは、大問題となりました。

スルガ銀行不正融資問題

静岡県沼津市に本店がある地方銀行、スルガ銀行が、シェアハウスやアパートなどの投資用不動産への資金を必要とするオーナーに対して、不適切な融資を行っていた問題。本来なら自行の融資基準を満たさないケースでも、審査部門に提出する書類を基準に見合うように改ざん、偽装して融資を承認させるなどの不正が行われていた。

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販売物件の質が低い

品質を偽って、質の低い物件をあっせんしてくることがあります。
建物が老朽化していたり立地が悪かったりする物件を、高収益物件としてすすめてくることもあります。

「かぼちゃの馬車」問題では非常に低品質の物件が対象になっていました。

トラブルが多い

悪質な不動産投資会社は、すでにトラブルを発生させていることが多いようです。
国土交通省ネガティブ情報等検索サイトを利用すれば、不動産会社の処分履歴等について調べることができます。
また、ネットを調べて、良くない評判が多い会社には注意したほうがよさそうです。

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こんな公務員は不動産投資会社にカモられる

一方、不動産投資会社の側だけでなく、公務員の側にカモられる原因があることもあります。

残念ながら、多くの、普通の、善良な公務員は不動産投資会社にカモられるおそれがあります。

中でも、特に危険なのは次のようなタイプの公務員です。

世間知らずな公務員はカモられる

世間知らずな公務員はカモになりやすいタイプの筆頭です。
しかも公務員本人が世間知らずであることに気づいていないことが多く、カモられやすくなっています。

新卒で役所に採用され、役所しか知らない生粋の公務員は本当に世間知らずです。
少なくない公務員はマニュアルどおりに仕事をすることに慣れきっています。
また、役所に出入りする業者は従順で、公務員に逆らってくることはほとんどありません。

しかし、不動産投資では必ずしもマニュアルどおりにされるわけではなく、むしろ例外的なことがほとんどです。
また、不動産投資会社も必ずしも従順なところばかりではなく、隙あらば騙そうとしてくるような悪質なところさえあります。

深く考えず、役所のやり方そのままに不動産投資をはじめる公務員は不動産投資会社、特に悪質な不動産投資会社のカモになります。

リスクに極端に反応する公務員はカモられる

リスクに極端に反応する公務員もカモになりやすいタイプです。

まず、安全志向が強すぎる公務員はカモられやすくなります。

投資においては、得ようとする利益を小さくすることでリスクを小さくすることができます。
「ハイリスク・ハイリターン」ではなく、「ローリスク・ローリターン」を選ぶということです。
しかし、ローリスクにするとしても、リスクをなくす、ノーリスクにすることはできません。
リスクをゼロにしようとすると、確実に損をすることになります。

例えば、火災に備えて十分な保険に加入した結果、保険料の支払いで赤字になってしまったり、空室リスクに備えてサブリース契約を結んだ結果、収入が減少して赤字になってしまったり、こうしたことが起こり得ます。

安全志向が強すぎると、不動産会社にそこを狙われてカモられることがあるのです。

逆に、リスクを取り過ぎる公務員もカモにされることがあります。

「ハイリスク・ハイリターン」といいますが、これは大きな利益を得ようとすれば、相応の大きなリスクを取らなければならないという意味です。
大きなリスクを取れば大きな利益を得られるという意味ではありません。

これを勘違いしていると、不動産業者に狙わわれることがあります。

不動産投資に期待しすぎる公務員はカモられる

副業制限が厳しい公務員でもやりやすい副業として人気があるのが不動産投資です。
収入を増やすため、有利な資産運用のため、不動産投資に公務員の関心が高まるのは当然といえるでしょう。

しかし、不動産投資に過大な期待をかけるのは禁物です。

不動産投資であっても、より大きな利益を得ようとすればリスクが大きくなります。
大きな利益が見込まれる物件には、相応の大きなリスクがあります。
場合によっては株などよりもリスクの大きな投資になることもあります。

利益の大きさばかりに目が行ってしまうと、不動産投資会社につけこまれるスキができます。

ちなみに、とても危険なのが『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで興奮してしまった方です。
不動産投資をはじめることが自己目的化しているケースです。

知ったかぶりをする公務員はカモられる

知ったかぶりをしてしまう公務員も危険なタイプです。

公務員にはプライドの高い人が多いです。
学生時代から優等生であった人が多く、競争試験を勝ち抜いて採用されたということもあり、公務員はプライドが高くなりがちです。

もちろん高いプライドは悪いことではありません。
そのプライド相応の知識を持ち、仕事が遂行できるのであれば、むしろいいことといってもいいでしょう。

ただ、プライドを守るために知らないことを隠すようだと問題です。
殊に不動産投資では最悪です。

不動産投資では法令や建築等に関する専門的な知識のみならず、地域性や業界の慣行などに関する多くの知識が不可欠です。
自力で調べていてもきりがありませんし、限界があります。
効率的なのは、不動産投資会社などの関係者にどんどん質問して教えてもらうことです。

プライドが邪魔をして知ったかぶりをしていると、教えてもらえるチャンスを逃すことになります。
そればかりか、知ったかぶりをしたせいで投資に失敗するおそれすらあるのです。

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公務員が不動産投資でカモにならないために

公務員が不動産投資でカモにならないために必要なのは、謙虚に不動産投資について学ぶことです。
遠回りなように見えて、結局学ぶことが最善の道になります。

公務員も役所の外の世界を学ぶ

不動産投資をしたいのであれば、役所の中だけでなく、役所の外の世界にも目を向けましょう。

役所の外の世界には、それに従っていれば済むような手引書・マニュアルはありません。
その場その場で適切な方法を自分自身で考えて実行していく必要があります。

しかも役所の看板がなくなります。
業者等が向こうから頭を下げてくることはありません。
不動産投資会社は役所の出入りの業者ではありませんから、従順な存在ではありません。
自分から頭を下げていかなければ、いい話を持ってきてはくれないでしょう。

あなた自身の力だけが頼りの世界になります。

はじめのうちは外の世界を学ぶことに抵抗を感じるかもしれません。
ベテラン職員になると、特に抵抗感が強くなるかもしれません。

しかし、謙虚に学ぶことでカモになることを避けられます。

リスクとリターンの関係を理解する

リスクとリターンの関係を適切に理解する必要があります。
過度にリスク回避的であっても、過度にリスク愛好的であっても、不動産会社に付け入られる隙になります。

あらゆる投資にはリスクがあり、リスクのない投資は存在しません。
不動産投資は一般に株などに比べリスクの少ない投資とされますが、それでもリスクは必ずあります。

もし、ノーリスクの投資をすすめてくる人がいたとすれば、その人は無知かウソつきです。
相手にすべき相手ではありません。

また、利益の大きな投資には相応のリスクがあります。
利益に比べてリスクが少なそうに見えるのなら、見逃しているリスクがあるかもしれません。
そもそも利益が本当に得られるのか、疑ってみるべきかもしれません。

役所にいるとリスクを意識することはほとんどありません。

ただ、不動産投資をはじめとする投資をするのであれば、リスクを意識し、理解することが不可欠です。

不動産物件に過大な期待をしない

リスク以上のリターンが期待できる掘り出し物が出てくるかもしれない、そんな期待を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん掘り出し物が出てくる可能性がないわけではありません。
しかし、その物件が本当に掘り出し物かどうかは慎重に吟味する必要があります。

一見掘り出し物のようであっても、隠れた問題点があることもあります。
リターンには相応のリスクがあるのです。

過大な期待は、不動産投資会社に付け入られるもとになります。

絶対に知ったかぶりはしない

不動産投資で成功したい、少なくとも失敗はしたくないと思うのであれば、絶対に知ったかぶりはしないでください。

知ったかぶりをすれば、安っぽいプライドを守ることはできるかもしれません。
しかしそれ以外には何の役にも立ちません。
逆に、知ったかぶりをしたせいで知識を得る機会をなくすこともありますし、最悪の場合、無知を利用されてカモにされることだってあります。

知らないことは知らないといえる勇気を持つことが大事です。

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不動産投資について学ぶには

不動産投資は誰でも学ぶことができますし、学ぶ手段もふんだんにあります。

本やネットを不動産投資の入り口に

不動産投資について学ぶには、まずは本やネットが入り口になるでしょう。
本やネットから基本的なことを学ぶことが第一歩です。
次に、不動産投資セミナーなどに参加して学ぶのもいいでしょう。

身近な不動産を教材にして

また、普段から身近な不動産を教材にして学ぶこともできます。

例えば自宅について情報を収集し、分析することから学べることがたくさんあります。
引越をするならどんな地域のどんな物件にするかを考えるだけでも、不動産の競合を分析することになります。

自分に合った不動産投資の方法を学ぶ

さらに、さまざまな不動産投資の方法のなかから自分に合ったものを見つけることも重要です。
不動産投資の方法はたくさんありますが、必ずしもすべてを学ぶ必要はありません。

自分に合ったものを集中的に学べばいいのです。

都市部のワンルームマンション投資にこだわる必要はありません。
住居系なら戸建投資や一棟投資もありますし、商業系物件への投資も考えられます。
最近は不動産クラウドファンディングのような小口投資も人気です。

これらの方法の中から自分の資金やリスク許容度等にあった方法を見つけ出し、それを集中して学んでいけばいいのです。

実践から学んだことは強い

実際に不動産投資を行い、その結果を分析するなかで学んでいくことが大切です。

実際の投資で得た知識や経験は、何物にも代えられない価値があります。

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不動産投資で公務員がカモられないために

不動産投資は公務員の副業に向いています
副業制限が厳しい公務員にとって、不動産投資は合法的にできる数少ない副業の一つといえるでしょう。

しかし、そんな不動産投資でも公務員がカモにされているケースが少なくありません。
実際に不動産投資業者にカモにされて財産を失った職員も存在します。

公務員が不動産投資でカモされないためには、役所の外の世界を学び、リスクがあることを理解することが大事です。
さらに過大な期待をしないようにするともに、知ったかぶりをするようなことはせず、謙虚に一つひとつ学んでいくことが重要です。

向いているからといって、何の知識もないまま不動産投資に手を出すのは賢明なことではありません。
効率よく不動産投資の知識を身につけたいなら、スクールの利用を検討されてはいかがでしょうか。

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